男鹿しょっつる焼きそばとは
ナマハゲの郷「男鹿」をもっと多くの人に知ってもらい、そして訪れてもらえるように
秋田県男鹿市は、国定公園男鹿半島に位置する海と観光のまち。「泣ぐ子はいねーがー!」で有名ななまはげの里でもあります。男鹿に足を運んでもらえる「食」を創ろうと、地元食文化「ハタハタしょっつる」を気軽に楽しんでもらえる「焼きそば」として開発したご当地グルメです。
素材の核は男鹿の伝統調味料「ハタハタしょっつる」
男鹿しょっつる焼きそばは、日本三大魚醤のひとつ「しょっつる」の旨みが決め手です。
魚醤は、魚を塩と共に漬け込み発酵させた液体調味料で、濃厚な旨味を有しています。日本では、秋田のしょっつる(塩汁)、能登のいしる(魚汁)、香川のいかなご醤油。海外では、タイのナンプラー 、ベトナムのヌックマム、イタリアチェターラのガルムなどが知られています。
いしるはイワシ、ナンプラーはアンチョビなどが原料ですが、男鹿のしょっつるは、伝統的にハタハタと天日塩だけで作られています。だから香りが穏やかで白身魚特有の上品な味わいが特長です。和食はもちろん、洋食や中華の隠し味として食通をうならす調味料の逸品です。
ハタハタは魚辺に神「鰰」と書く深海魚。厳寒の12月上旬、雷ともに産卵のために一斉に沿岸に押し寄せてくる神秘的な魚です。新鮮なハタハタだけを天日塩で漬けこみ、3年もの間じっくり漬け込んだ自然発酵の旨み。水も調味料も保存料も一切加えない琥珀色の液体。まさに神の魚と時の結晶といえます。男鹿の伝統食文化「ハタハタしょっつる」を活かした「男鹿しょっつる焼きそば」をぜひお試しください。
男鹿しょっつる焼きそばのルール
1.タレは日本三大魚醤の一つ秋田名物しょっつるベースの塩味としょうゆ味。しかも男鹿の「ハタハタしょっつる」は、日本で唯一ハタハタと天日塩のみで三年間も熟成させた地域に伝わる正統製法。だから上品かつ芳醇な味わいが自慢です。
2.麺は粉末ワカメと昆布ダシ入りの特製麺。ほんのり若草色で磯の香りが漂います。
3.具材に肉を使わない海鮮焼きそばで、タレと麺以外は各店オリジナルレシピなのも「男鹿しょっつる焼きそば」の大きな特徴。それぞれのお店が特徴を出して提供しており、観光巡りとともに、いろいろなお店の焼きそばを食べ比べる楽しさがあります。
イベント出展メニューはカニ爪入り
男鹿のやきそばを広める会として、県内外のグルメイベントに出展(出店)する際は、提供レシピを統一しております。海鮮具材は原則カニ爪、エビ、イカ入りで、塩タレ(一部しょうゆタレ)です。ぜひお近くでイベントの際はお楽しみください。
男鹿のやきそばを広める会
ご当地グルメ「男鹿しょっつる焼きそば」を通じた「男鹿」のPRを目的とした街おこし団体。市内の飲食店・製造業者のみならず、市民も参加した活動を展開中。まずは市民から愛され、市民一人一人が男鹿の宣伝マンとなっていただくことを目指しています。事務局は現在、男鹿市商工会内にあります。
公式キャラクターおが丸
父から男鹿しょっつる焼きそばを世に広めるよう特命を受けたなまはげの子。日夜PR活動に奮闘中。