• 赤神神社 五社堂
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国指定重要文化財 数多き伝説と今に残る神話の足跡

あかがみじんじゃ ごしゃどう

赤神神社 五社堂

鬼が積んだ999段

五社堂への石段には地元では有名な言い伝えがあります。
およそ2000年の昔、漢の武帝が5匹のコウモリを連れて男鹿にやってきました。コウモリは5匹の鬼に変わった。武帝は5匹の鬼たちを家来として使ったが、1年に一度正月を休みにさせました。鬼たちは大喜びして里へ降り、作物や家畜を奪って大暴れし、ついには里の娘までさらっていくようになりました。困った村人たちは、一夜で千段の石段を築くことができれば1年に1人ずつ娘を差しだすが、もしできない時には二度と里に降りてこない、という賭けをしました。鬼たちは精魂を尽くして積み上げあと一段!正に完成寸前、というところで「コケコッコー」と一番鶏の鳴き声。鬼たちはあきらめて、約束どおり山奥へと立ち去ったといわれています。
この鳥の鳴き声は、モノマネの上手な村人が石段完成を阻むために鳴き真似をしたとか、いつも鬼に馬鹿にされている天邪鬼が腹いせに鳴き真似をしたとか言われています。
鬼が来なくなって何か心寂しく感じた村人たちが、年に一度正月15日に鬼の真似をして村中を回り歩く様になったのが、あのナマハゲの始まりだと言われています。鬼が積み上げた999段の石段を言い伝えを思い浮かべながら歩いてみてはいかがでしょう?

石段は「鬼が一晩で積んだ」と云われるだけあり、不ぞろいで非常にデコボコしていますので、ヒールの高い靴やサンダル等での参詣はおすすめできません。また、駐車場そばの東屋に「杖」が用意されていますので、ぜひご活用ください。

嘘か誠か...でもそこに確かにあります

石段を完成させることのできなかった鬼は憤慨して千年杉の大木をひっこ抜き、逆さに立てたといわれています。五社堂境内の社務所に保存されているのが、それであると言われています。

赤神神社五社堂。赤神は...

鬼が築き上げたという999段の石段を登ると赤神神社五社堂が見えてきます。祀られているのは5匹のなまはげで、両親と子供3人だといいます。
赤神神社の赤神とは、前述の漢の武帝のことだと言われています。男鹿には赤神や鬼に関する言い伝えや神話が数多くあります。「男鹿の赤神と津軽の黒神のけんか」もそのひとつ。
また、そばには覗いたものの余命をあらわすとされる「姿身の井戸」や「御手洗の池」などの不思議なスポットがあります。

最終更新日: 2021-01-19

南磯を船川から戸賀・入道崎方向へ、門前漁港を過ぎ坂道を約2分。ヘアピンカーブの右手に駐車場があります。
駐車場から五社堂までは起伏のある石段を登って約25分程度です。

バス

路線バスの場合、JR男鹿駅前から男鹿南(おがみなみ)線に乗り、門前駐車場で下車。
駐車場から五社堂までは起伏のある石段を登って約25分程度です。

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