旅人 朝比奈千鶴の「2020年 冬の男鹿半島、ナマハゲ紀行」

真冬に寒風吹きすさぶ男鹿半島へ行くのは勘弁、と思うなかれ。
季節の境目が少々、いや随分とぼやけはじめた昨今、わざわざ極寒の地へ赴き、旬の肌触りを実感することは、もはや、旅としては贅沢な行為といえる。
男鹿の冬といえば、雪と日本海、そして全国的に有名な「男鹿のナマハゲ」が欠かせない。各所に貼られた「Any bad kids ?」の観光ポスターの日本海を背景にしたナマハゲの姿は、端的に男鹿半島の魅力を訴えている。
その絵力に誘われ、この季節にしか触れ合えない大勢の"生のナマハゲ"に会いに、冬の男鹿半島へと出かけた。

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プロフィール

  • 旅人 朝比奈千鶴 (写真右)

    「暮らしの延長線の旅」をテーマにWEB、雑誌、PR誌、広告、映画等の媒体にエッセイや取材記事を書いたり、編んだり。著書に薬用ハーブにまつわる旅と暮らしのエッセイ『Birthday Herb』(朝日新聞出版)。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れるレシピ』(扶桑社)などものがたりのあるレシピ・ガイド本を編集。変わりゆく土地のにおいや肌触りを旅人の目線で記す。男鹿を訪れるのは9年ぶり二度目。前回は、ふらり1泊駅前滞在。男鹿のセンチメンタルな風景に惹かれる。

    Holistic Travel – トラベルライター朝比奈千鶴「暮らしの延長線の旅」

  • 撮影 tsukao (写真左)

    愛すべき瞬間を撮り集めるフォトグラファー。広告、カタログ、雑誌などで撮影中。著書に空気のようにそばにあって、でも大切な公園を撮影した「東京空気公園」(主婦の友社)、写真集「ALL L/Right」(LibroAlte)等。写真詩集「雪の森の白雪姫」(詩:谷川俊太郎 モデル:小松菜奈 PARCO出版)や「どこかの森のアリス」(LD&K)ではスチールとムービーも担当。そこにある風や匂いや空気が写っていたら喜ぶ。男鹿を訪れたのは今回が初めて。すっかり秋田犬と秋田の日本酒にメロメロ。

    tsukao official site

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