男鹿の冬の風物詩「季節ハタハタ」
ハタハタ
秋田県魚ハタハタ・・・地元民なら一人10匹からが当たり前
男鹿・秋田の魚といえばハタハタ。雪が降り始める頃、雷雲がわき稲妻が走るその時、ハタハタは深い海の底から岸に寄ってきて卵を産みつけるのです。雷(神鳴り)が鳴るとハタハタが獲れる事から「魚へんに神」と書いて鰰とか。
季節ハタハタの価値の9割はブリコのネバリ!?
ほぐれやすい身は淡白で美味。..がそれよりも、この産卵時期のいわゆる「季節ハタハタ」の真骨頂は、メスの「ぶりこ」と呼ばれる卵塊ではないかと。その独特のネバリこそが最大の特徴!!
産卵を間近に控えたハタハタが岸の海藻に卵を産み付けに大群で押し寄せるのが男鹿近辺。そこで獲れるハタハタのブリコが最も粘りが強く美味しいんです!!
民謡 秋田音頭にも「男鹿で男鹿ブリコ」と唄われるほど男鹿とは深い関わりをもってきた魚です。
ブリコにこそ価値がある!!という事を裏付けるかのように例年メスの方が高値で取引されています。時としてオスは値段が安く氷箱にすら入れてもらえずといった状態も...切ない
しょっつる鍋か塩焼きか!?
まあ、他にも色々あるんでしょうけど...個人的には、塩焼きにしたハタハタからこぼれ落ちそうな位のブリコをズルズル食べるのが大好きです。
ハタハタにはウロコがないので調理も簡単!!適当に(笑)洗ってそのまま鍋や魚焼き器に投入!!
なぜハタハタコではなくブリコ?
その昔、はたはたの卵はとても美味しく貴重なものとされ、一般人に捕られるのを嫌がった殿様が「あれはブリの子だ」と偽ったことからブリコとよばれるようになったとか、食べるとブリブリ音がするからとか諸説あるみたいです。
最終更新日: 2019-10-11
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